中国語を学んでみた& 英語以外の外国語を学ぶメリットについて

※この記事は苫小牧高専アドベントカレンダー2020 25日目の記事です。

中国語を学んでみた& 英語以外の外国語を学ぶメリットについて

  • はじめに

皆様こんにちは。

苫小牧高専情報工学を専攻しています、Coline(@reinhartmayr)と申します。4年生です。

普段は学校の課題をやりつつ、絵をかいたり、外国語の勉強をしたりしています。

今回は、第二外国語として中国語(北京語)を勉強し始めたこと、中国語を勉強し始めて気づいた英語以外の外国語を学ぶメリットについて記したいと思います。

 

  • 中国語を勉強し始めたきっかけ

中学生のころからなんだかんだ中国語のページで調べ物をしていたため、中国語に触れる機会があったこと、また、好きなイラストレーターさんや漫画家さんが中国出身だったこともあり、中国語に興味を持ちました。

勉強しようと思ったのは高専3年生の夏休み中で、J.R.R.トールキンの映画(トールキン 旅の始まり)を見たのがきっかけです。いろいろな言語に造詣が深い人、というのが単純にかっこよくて、それなら一番興味を持っている中国語を勉強してみようと思ったのが始まりでした。

早速HelloChineseなどのアプリを入れて文法の基礎の基礎をやってみたりしました。その後高専4年生の選択授業で第二外国語(中国語)を選択しました。 

 

  • 中国語を勉強してみて思った中国語の特徴(難易度的なところ)

中国語の文法や発音等はアプリなどの教材やネットの記事などにわかりやすく載っているので……あと初学者なので間違いが怖く、ここには書けません……。

なので勉強してみて思った中国語の特徴を書きたいと思います(初学者なのに分かったようなことをいうのも大変おこがましいのですが。。。)

文字を読んで意味を取る、文章を書くという点では、日本語を母語としている場合は既に漢字を知っているため、他の言語を母語としている人より若干有利だと思います。

※ただ簡体字だと文字の省略が激しくて分からなかったりする

※しかも同じ漢字でも日本語と中国語で全然意味が違ったりする(例:手紙、娘)

ですが、喋るのと聞き取るのはとても難しいと感じました。

喋ること、つまり発音に関しては、そもそも中国語には日本語にない音が多く、音を覚えるのが大変でした。また、中国語では、一音につき声調という音の高低がつきます。(ちなみに日本語では音同士の相対的な高低で単語を判断しますよね。箸と橋とか)選択授業として中国語を受けたときはなかなか発音が出来ませんでした。なので教科書を何度も音読していました。Youtubeなどで発音の動画を調べてみました。Siriを中国語に設定して喋ったりもしました。(なかなか聞き取ってもらえませんでしたが)

聞き取りに関しては仮に音が拾えても声調を判断するのが難しいと思いました。今年の春ごろによく中国語のボイスドラマを聞いていたのですが、例えば被害(bèihài)と北海(běihǎi)などの違いが分かりませんでした。練習あるのみなのでしょうか……

 

  • 英語に対しての見方が変わった話

何かしらの外国語を学ぶ上で、英語の存在は避けられない話題だと思います。きっと最初に触れる外国語が英語だったという人が多いでしょうから。

今では英語が世界の標準語のように扱われていて、英語だけ勉強していればどんな国の人とも話せる、どんな国でも生きていけるというふうに考えてしまいがちです。例えば街で道に迷っている外国人を見かけた場合は十中八九英語で話しかけると思いますし、英語が公用語ではない国に行ったとしてもコミュニケーション手段となる確率が高いのは英語でしょう。また、英語を使って検索することで、母語よりも沢山の情報にアクセスすることが出来ます。

しかしその“英語中心(至上)主義”は負の側面も持ち合わせていることも忘れてはいけません。英語のみを勉強をしていると、英米至上主義的な考えに偏ってしまう可能性があります。

以前、とある英語圏の国に行き、現地で生活している人々と交流しました。そこでは様々な人と出会い、たくさんの学びを得ることができました。しかし、一番心に深く刻まれているのは、その国の人の中には、英語を話せる前提で話を進めて、自分の知る文化が普通であると考え、他の文化を尊重しようとしない態度を取る人が多かったということでした。それがすごく悲しかったことを覚えています。(たまになぜ自分がこんなに不自由で苦しい思いをして外国語を勉強しているのか分からなくなることがあります)だからこそ私が自分の知らない文化に出会った時には、その文化を否定するのではなく、できるだけ尊重することを心がけようと思いました。

  • 英語以外の外国語を学ぶメリット

この記事を書いている途中で、外国語 英語以外と検索フォームに入力したのですが、「英語以外の外国語を学ぶメリット」といったニュアンスの候補がたくさん出てきました。

現在のように英語が標準語となっていると、他の言語を学ぶ意義ってなんだろう……となりますね。ですが、どんな言語であっても(勿論英語もですが)、外国語の学習を通して、他国の文化的な側面や他言語の持つ考え方を学ぶことが出来、異なる文化を尊重する一つのカギになります。多くの言語を学ぶことが出来れば、それだけ多くの文化を理解することができるはずです。

そういえば文化に関してはカルチャーアイスバーグモデルというのがありますね。(ggったらでてきます) 私が中国語を学ぼうと思った動機は前述のとおり単純なものでしたが、中国語を学ぶうちに、見える文化だけでなく普段は”見えにくい”文化も可視化されてきたように思えます。言語を使えるようになるということ以外にもたくさんの学びを得られましたね。

  • これからの目標

 編入試などが終わったら本格的にHSKの勉強をしたいと思います。また、語学を通して他国との文化の違い、考え方の違いを学んで、それらを尊重できるような人間になりたいですね……!

  • おわりに

(まとまりのない文章を書いている気がします、すみません。推敲する時間的余裕がありませんでした。そのうちこっそり修正するかもしれません)

ここまでお読みくださった皆様、12月初めから24日までアドベントカレンダーの記事を書いてくださった皆様、本当にありがとうございました。

実はアドベントカレンダーの存在を知ったころからいつか参加してみたい!と思っていたのですが、私の内向的な性格からなかなか自分からアクションを起こせず今年を迎えてしまいました。が、今年11月末に企画者の方からお誘いがあり、最終日ですが書かせていただく運びとなりました。本当にありがとうございます。

これにて苫小牧高専Advent Calendar 2020は終わりとなります。皆様健康に気を付けて、よいお年をお過ごしください!